革、合成皮革、布…ソファの張り地は何がいい?

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ソファを選ぶとき、座り心地やデザインはもちろんですけど、張り地にもこだわりがある人って多いと思います。
革張りのソファでゆったり豪華に寛ぎたい人、お手入れが楽だから合成皮革がいいという人、やっぱり温かみのある布張りがいいという人…
それぞれ好みがありますよね。そして、それぞれによさがあります。

今回は、そんなソファの張り地のお話です。ちなみにボクは、布張り派です。

高級感はいちばんかも。革張りソファ

革張りはやっぱり高級ってイメージありますよね。
まぁ、革にもいろいろなランクがあって、一概に革張りだから高級とは言えないと思うんですけど、それでもやっぱり革張りは、他の張り地のものと比べて一般的に価格が高めです。

革ってけっこう誤解があるかもしれないですけど、よいもの、高級なものほど仕上げがナチュラルに近いものが多くて、仕上げがナチュラルになればなるほど、革本来のしなやかさ、なめらかさを感じられるんだと思います。
けど、ナチュラルに近いということは、革がまだ生きた牛さんだったときに皮膚についたキズ、虫刺されとか、スリキズとか、そういったキズが現れたりするんですよね(これをナチュラルマーキングといいます)。
まぁ、こういったナチュラルマーキングがあるということは本物の証でもあるんですけど、ボクが家具屋の店員だったときには、これを嫌がるお客さんもときどきいました。「不良品だ」っていうんですよね。そういう人は、厚く塗装された革のものを選ぶとか、合成皮革のものを選んだほうがいいですね。

あと、革張りソファはお手入れが特に大事です。
少なくとも半年に一度は、革専用のクリーナーやクリームで汚れを落としたり革を保護したりしたほうが絶対にいいです。だって、革ってソファになっているとはいえ牛さんの皮膚です。
放っておけばボロボロになっちゃいます。

温かみがあって色や柄もいろいろ。布張りソファ

布張りソファは色や柄が豊富なものが多いです。
温かみがあるし、やっぱり布はなじみがありますよね。色や柄だけでなく生地もいろいろ選べたりするものもあります。

あと、カバーリングタイプも多いですよね。カバーを外して洗濯とかできるヤツ。模様替えでソファのカバーを変える、なんてこともできちゃいます。

布張りだと、汚れにはやっぱり弱いです。
なんかこぼしたりすると、すぐシミになっちゃったりします。だから、カバーリングタイプとかで洗濯できるものとかあるんでしょうけど。

あと、長くつかってると擦り切れたりもしちゃいますね。

お手入れラクラク。合成皮革張りソファ

合成皮革も種類はいろいろ。
材質にPVCとかPUとか書いてあるのがそうです。合成皮革張りのソファは比較的お手入れがラクだと思います。
何かこぼしたら、固く絞った布でサッと拭き取れたりします。色も、革に比べればいろんな色があり、革に雰囲気が似ていてそれでいて革よりも価格が安い。いいところがいっぱいあります。

だけど、やっぱりいまひとつなところもたくさんあります。
まず、質感がやっぱり革にはかなわない。もちろん合成皮革のほうがいいっていう人もいると思いますが…それから、鋭利なものがあたったりすると破けやすいです。

あと、いちばん問題なのが加水分解。
むずかしい化学反応のこととかはわかりませんが、要するに水分と反応してボロボロになっちゃうんです。しばらく使わずしまっておいた合成皮革のかばんが、久しぶりに出してみたら表面がボロボロだった、とかあるでしょ?そう、あれです。

ソファですから、ゆったり長時間座っていることとかありますよね。そうすると、座面と接触している部分に汗をかいたりしますよね。それをそのままにしてたりすると、加水分解が起きちゃいます。
なので、濡れたらサッと拭き取る。これを忘れずに。早いと1年くらいで加水分解しちゃった、なんてお客さんもいましたから。

革、布、合成皮革、それぞれの特性をよく知ってからどれにするか決めよう

それぞれにいいところといまひとつなところがあるので、やっぱりその辺をよく理解してから選ぶのが失敗しない秘訣ですよね。まぁ、ソファに限ったことではないですけど。
ゆったりリラックスできるものを選びたいですね。

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