七滝温泉の想い出

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七滝温泉って知ってますか?
七滝と書いて「ななだる」と読みます。場所は伊豆半島の中ほど、河津にあります。
その名のとおり七つの滝があり、周辺には天城山隧道や巨大なループ橋やわさび田などの観光スポットがあります。

もう久しく行っていないのですが、会社の同僚と温泉の話をしていたときに、ふと学生時代に訪れたときのことを思い出しました。

あれははるか昔のこと

もうずいぶん前のことです。学生時代のことですから、もうウン十年前…
どんなきっかけで行ったのか、なんでそこへ行ったのか、もう細かいことはほとんど覚えていません。サークルの合宿だったか、ゼミの合宿だったか、はたまたただのドライブだったのか…

ただ、忘れられないハプニングがあったことだけが、頭の中と心の中にこびりついています。
いや、ハプニングというかなんというか、とにかくそのできごとは消し去ることができないんです。いま思い出してもはずかしいできごとが。

いざ、入湯

温泉にきたんですから入りますよね。
いまとなってはどの温泉に入ったかとか、全然覚えていないのですが、とにかく温泉に入ろう!ということで、男ばかり数人で温泉に入りました。
いくつか露天風呂もあり、「あー、いいねぇ」とか、「あったまるなー」とか、「つぎはあっちに入ろう」とかいいながら入っていました。

次はそこ、その次はあそこ、という感じで次々と入っていたのですが、ひとつ、それまでとは少し感じの違うお風呂がありました。

なんか、冷たい。

なにかおかしいぞ?

「ここ、お湯が冷たいね」「水風呂かな?」などと話していましたが、少し様子が変です。
さらに、よくよくまわりを見てみると、人がふつうに歩いています。
中には裸のボクたちを見て笑っている女性も。

ん?なにかおかしいぞ。

さすがにボクたちも異変に気づきました。
そのときです。向こうからやってきた作業着姿のおじさんがこういいました。

「おい、君たち、そこは池だよ」

見ている人たちの笑い声の中、ボクたちはあわてて腰にタオルを巻いてそこを出たのでした。

七滝温泉

はずかしさのあまり、あわててそこを出たあとのことはもう覚えていません。
とにかくいま思い出してもはずかしい笑い話です。

もうずいぶん前のことなので、いまではすっかり変わってしまっていると思いますが、また機会があれば行ってみたいですね。

ちなみに、当時は泉質とか、効能とかたぶん全然気にしてなかったと思いますが、せっかくですから調べてみました。

  • 泉質:単純泉
  • 効能:神経痛、外傷、高血圧症など

伊豆へ行った際はぜひ立ち寄ってみて下さい。

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